日本の浮世絵を見たことはあるでしょうか。有名な歌川広重が制作した「名所江戸百景」の中には江戸時代の風情豊かな情景が描かれており、その中でも「千住の大はし(橋)」は日本人であれば一度は目にしたことがあるものでしょう。ここでは橋とその魅力について紹介します。
不落の伝説も持つ大橋
千住大橋は江戸幕府を開いた第一代目将軍の徳川家康の命をうけ文禄2(1593)年に架橋工事が始められ、翌年完成しました。荒川に架けられた最初の橋であったために完成当初は「大橋」とよばれ、他の橋ができると千住大橋と呼ぶようになりました。その後改修などを経て現在の形の橋になりました。日本の橋独特のアーチ状の大橋を訪れて、心地の良い風を感じつつ、これまでの歴史に思いをはせるのも良いことでしょう。